ジブンマトメブログ

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Morbid Angel 完全復活のお知らせ

スピンオフに注力したらすっかりメインになってこっちが書けなくなってもうた。

しかし何気なくyoutuneのトップページを開いたら

Mobid Angelの最新ライブ映像のリンクを発見した。

スティーブ・タッカーが再加入してから暫く経つが

アップロードされてから日が短いのにコメントの数が凄い。

そしてそのライブの中身と言ったら。。。

 

デスメタルを四半世紀聞いてる身にとっては

Morbid Angelの存在というのは途轍もなく大きいものである。

デスメタルセカンド・エラはこのMorbid Angelの1stアルバムから

始まったと言っても過言では無い。

 

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www.youtube.com他のバンドとは一線を画し、ペストや黒魔術が流行した頃の

中世ヨーロッパにタイムスリップしたかのような世界観の2ndアルバム。

こもった音像が逆に禍々しさを演出している。

 

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メジャーレーベルからリリースされバンド史上最高売上を記録した3rd。

しかし楽曲の最高速記録は更新している。

古典的なスラッシュナンバーのLion's Denがツボにハマる。

 

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速さと重さと暗さが最高基準で組み合わさったマスターピース

Nothing But Fearからのキラーチューン3連発は死ねる。

 

故にデビッド・ビンセント再加入以降の変質っぷりは耐えがたく

自分の中で存在を無かったことにしていた頃もあった。

なんであのアルバム発表まであんなに時間がかかったのだろうか?

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特に聞く必要は無いが一応上げておく。

パーツ時代は悪くない場所もあるが、アルバムの全体像を決定的に作り間違えている。

 

何年も延々と続くただ昔の曲を演奏するだけのツアーの最中

ピート・サンドヴァルがヘルニアの為離脱し、後に正式に脱退。

傭兵メンバーを集めて誰が音頭を取ったか分からない変なアルバムをリリース。

その曲の受けが悪いのかネタが無くなったのかは知らんが

ライブではスティーブ・タッカー時代の楽曲をプレイしだす。

そんな状況をコントロールしきれなくなったのか、

恐らく脱退という名のクビ宣告を全メンバーに告げたのだろう。トレイは。

 

しかし最初のデビッド・ビンセント脱退後のスティーブ・タッカー時代も

当時はかなり評価が分かれたと思う。

単純にアグレッシブになったからよし、という支持と

Domnationまでの楽曲の微妙なバランスが崩れNILEみたいになったのでちょっと。。。

という拒否反応。自分は後者だった。

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とにかく速い+牛馬のようなスタミナを持つピートが確変に入った5th。

スティーブ・タッカーのVoは違和感なくバンドにハマる。

 

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前作とは違い重さから始まるが、中盤から手のひら返しの超高速モードに突入。

楽曲順を入れ替えればもっと行けた感あり。

 

今聞くとスティーブ時代の最初の二枚は時代に重厚な楔を打ち込み、

簡単に流されない出来になっていると言えよう。

 

そしてMA史上最大の問題作、Hereticをリリース。

当時はもうトレイが何を考えてるのかさっぱりわからなかった。

www.youtube.comこのアルバムと音像が正しく評価できる時が来るのか?

 

その後デヴィッド・ビンセントが再加入した後の経緯は記事冒頭へ。

人間自体が変質したのか、最初の脱退時から元々持ったものなのか、

デビッド・ビンセントはB級俳優のようないで立ちに近づき

バンド脱退後はカントリーミュージックをプレイしたと思ったら

ついにはMA時代の楽曲を自分のバンドでフル演奏するという

破廉恥極まりない行為に及ぶ。

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これについてはコメントする価値すらない。

 

時は巡り、バンド達は時代共に老いて行く。

若返ろうとして若返れないメタリカやスレイヤーのようなバンドもいる。

しかしトレイは20年前の音像をそのまま再現する事に成功したのであった。

これはMAがデスメタル界の頂点に瞬時に復帰したことを意味する。

デヴィッド時代の楽曲を全て捨てても、この音圧と技術と世界観があれば

帝王は帝王であり続け、オッサンはいつまでもキッズであり続ける。

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